整形外科
当院では、関節の痛みや骨粗しょう症、スポーツ障害など幅広く診療をいたします。
日常生活の中で生じる痛みや、スポーツによる外傷や交通事故によって起きた障害などに対してお一人おひとりに合わせた治療を行っております。
院内にてリハビリテーション設備を併設しておりますので、5名の理学療法士がマンツーマンで物理療法や運動療法を行い、機能改善に向けたサポートを行っております。
多少の痛みであれば放置する方もいらっしゃいますが、何が原因なのか、痛みの原因となる根源を探る事で、大事に至らなかったケースなどもあります。
痛みを放置せず、些細な症状でもお気軽にご相談ください。
主な病気と治療法
~整形外科の主な病気~
◆腰痛、頸部痛、膝の痛み、肩こり
◆しびれなどの知覚障害
◆手足の変形、腫れ、運動障害、姿勢異常、歩行障害
◆リウマチ、痛風などの関節疾患
◆骨粗しょう症
◆骨折、脱臼、捻挫、打撲などの外傷
◆スポーツ障害、スポーツ外傷
◆擦り傷、切り傷
◆ロコモティブシンドローム
~整形外科の治療法~
◆注射療法
◆装具療法
◆手術療法
◆運動器リハビリテーション・理学療法
変形性膝関節疾患について
老化や肥満、外傷など様々な原因により、膝の関節軟骨がすり減ってくることで関節内に炎症を生じる疾患です。
炎症を起こすと水が溜まったり関節が変形したりします。
症状が軽いうちは、動作時の痛み程度です。
進行すると、日常生活に支障をきたします。
<要因>
要因として、原因は関節軟骨の老化によることが多く、肥満や素因も関与しています。
また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することがあります。
<症状>
症状として、主な症状は膝の痛みと水がたまることです。
初期の間は動作時の痛み程度、中期になると正座や階段の昇降が困難になります。末期では、歩行が困難になります。
<検査>
X線(レントゲン)検査により骨や関節の状態を診断します。
<治療法>
当院では保存療法を重視し、関節注射やリハビリテーションによる運動療法を行います。
ステージが進行し手術が必要な患者さまには、連携する医療機関をご紹介させていただきます。
骨粗しょう症について
骨粗しょう症は、骨密度の低下により骨が弱くなり、骨折が起こりやすくなる病気です。
全身の骨は新陳代謝を繰り返していますが、この代謝のバランスが崩れ、骨がスカスカになる状態です。
<要因>
要因として、加齢、生活習慣など、閉経後のホルモンバランスの変化などがあります。
特に加齢による骨密度の低下は誰にでも起こる危険性があります。
<症状>
症状として、初期の状態では自覚症状はほとんどありません。
症状が進むにつれて、背中や腰の痛みなど、背骨が曲がる、身長が縮むといった症状が表れます。
<検査>
骨量の測定をする為に、骨密度測定器を使用し検査を行います。
<治療法>
骨密度の低下を抑えて骨折を防止することが治療の目的となります。
発症には生活習慣も関わるため、薬物治療と併せて食事療法や運動療法を行い骨の強度を改善することが重要です。
予防の一つとして定期的な検査をおすすめしており、骨粗しょう症によって脊椎骨折や大腿骨骨折などけがをされた場合は、リハビリテーションにも対応しています。
<バランスの取れた食生活を意識しましょう>
カルシウム:小魚、緑黄色野菜、大豆・大豆製品、牛乳・乳製品
ビタミンK :果物と野菜、納豆、緑色野菜
ビタミンD:きのこ類、サケ、ウナギ、サンマなどの魚類
たんぱく質:豆、穀類、 肉、魚、卵
スポーツ外傷について
スポーツ傷害には、疲労骨折や関節痛など身体を使いすぎることによる障害(スポーツ障害)のほか、捻挫や打撲など外部から強い力が加わってできる外傷(スポーツ外傷)があります
さまざまなスポーツによるけがに幅広く対応しておりますので、お困りの際はご相談ください。
主なスポーツ障害
• テニス肘
肘の外側に痛みを生じます。日常生活動作の繰り返しで発症する場合もあります。
• 野球肘
ボールを投げすぎる事によって起こる肘の障害です。
投球時や、投球後の痛み、肘の外側・内側で痛みます。
• アキレス腱炎
足首を酷使する事でアキレス腱に炎症が起こり痛みが生じます。
• オスグッド病
膝の前下部に痛みが生じます。成長期に発症する事が多いです。
• ジャンパーズニー
膝の伸展を繰り返すことで膝蓋骨周辺に痛みが生じます。
バレーボールでジャンプを繰り返すなど、サッカーやランニングでも生じます。
• 疲労骨折
同じ場所に繰り返し負荷がかかる事によって骨にひびが入る事があります。
症状が進むと骨折します。
診断と治療について
けがの部位や程度によって治療方法はそれぞれ異なりますが、主に保存療法による機能改善に取り組んでおります。
お薬や注射による治療や、リハビリテーションによる運動療法や理学療法など、患者さまのお身体の状態やご希望に合わせた方法をご一緒に考えてまいります。
外科療法が必要と判断した場合には対応する医療機関をご紹介させていただいております。
どの競技にも共通して言えるのは、未然に防ごうと意識してもスポーツ傷害は起きるものだということです。
重要なのは、傷害が発生した時にしかるべき対応がとれるか否かということです。スポーツの楽しさをサポートできるよう、努めてまいります。
肩関節疾患について
肩関節の病気は、外傷・炎症・腫瘍などさまざまな原因のものがあります。
肩関節の軟骨が徐々にすり減り、軟骨の下にある骨同士がこすれる状態になってしまっている病気です。
仕事やスポーツなどによる肩の使いすぎや、骨折や脱臼などの外傷、加齢によるものなど原因は多岐にわたりますが、強い痛みが生じることが特徴です。
<要因>
仕事やスポーツなどによる肩の使いすぎや、骨折や脱臼などの外傷、加齢によるものなど多岐にわたります。
<症状>
肩関節の周囲に炎症が起きることで肩関節の痛みや可動域の制限をきたします。
症状としては3つに分かれ、痛みの強い急性期・少しずつ痛みは改善するが可動域の制限が残る慢性期動域制限は残るが痛みが少なく機能障害の自覚が薄まる回復期があります。
<検査>
X線(レントゲン)検査により骨や関節の状態を診断します。
<治療法>
軽度のものであれば、注射や投薬、理学療法などの保存療法で症状を和らげることができます。
交通事故治療について
交通事故の直後に症状がなくても、少し時間が経ってから身体に痛みが出たり具合が悪くなったりする場合があります。
自覚症状がない、または症状が軽度だからと言って放置していると症状が長引くことも考えられますので、早めに受診していただきたいと思います。
交通事故後に多く見られるのが「むち打ち症」です。
レントゲンでは見つけにくい損傷のため、身体の痛みや体調が悪いといった自覚症状がある場合には医師に相談し、診断を受けましょう。
お気軽にお問い合わせください。089-978-5515受付時間 9:00-18:00
[ 木午後・土午後・日・祝除く ]